世界の絶景 おとぎの国のアルベロベッロ
イタリアの南、アドリア海側に白壁に円錐形に石を積んだ屋根がかぶさる、世界に類を見ない独特な様式の家が集まる村があります。
その名は
アルベロベッロ
トゥルッリと呼ばれるその建築様式の伝統的な家屋である住居群を歩いていると、何とも言えない不思議でかわいらしい、おとぎ話の世界にいるかのような気持ちになります。
南イタリアの陽気な人々と彼らを取り巻く自然、太陽、風土そのものがつくりだした貴重な産物と言えるでしょう。
世界遺産にも指定されているこの村の景色は、世界でも類のないユニークな景観をつくりあげており、まさに世界の絶景です。
領主アクアヴィーヴァ伯爵という人が、王の許可なく町を興し、さらに税金を逃れるため、この町の農民たちにすぐに解体できる家を造るよう命じましたそうです。
土台も骨組みもなく、この地方で採れるキアンカレッレという平たい石灰岩を積み上げただけの簡素な家。これがトゥルッリの原型となったそうです。
是非まるでおとぎの国であるアルベロベッロを訪れてみてはいかがでしょうか?