多拠点居住という生活について
近年
多拠点居住
というワードが世間に出てきている。
少子高齢化、地域の過疎化に伴い、地方が人を呼ぶための政策として近年話題を呼んでいる。
そもそもなぜ過疎化が進んでいるのか
今の日本は、都会に人が集中しています。
その理由は様々あると思いますが、自分の考える1番は、都会への憧れだと思います。
やはり田舎にいると、都会の人から「田舎者」と馬鹿にされるようなこともあります。
だから田舎の人は都会に出たがるのだと思います。
そんな中、都会から人を戻すために多拠点住居という方法を考えました。
多拠点居住について
都会での生活も持ちつつ、時には都会の殺伐さを避け、自然の中で生活するということである。
都会での生活のみではなく、複数地域に住処を持ち、移動を伴うコミュニティ横断を通じ、新しいアイデアや人的交流、また、リラックスできる環境を構築していくライフスタイルでもある多拠点居住。
近年さまざまな地域において多拠点居住者が増加しています。
例えば近年長野の軽井沢なども多拠点居住というのが増えてきています。
以前の軽井沢は別荘地であり、夏の一定期間だけの居住だったのが、その役割が更に増し、軽井沢でも東京と同じような生活をする人が増えているのです。
確かに今では、車や新幹線でもアクセスしやすい軽井沢ですが、それ以上に東京の殺伐とした空間に居たくない人が増えているのだろうと思われます。
自然に囲まれ、精神的にもリラックスした環境で生活する事は、その人の私生活ばかりか、仕事も良くなるのだろうと思います。
これからも、この様な生活のスタイルは増えていくのであろうと思われます。
多拠点居住のメリット
わたしは多拠点移住については、大いに賛成です。
現在働き方改革も大きくうたわれているように、多様性を生む働き方としては今後可能性を感じます。
これまでは1か所に長くいるスタイルが主流で、どちらかというと一点集中型のスペシャリストを育成するような業務体系でしたが、多拠点での就業を行うことで、より多角的な視野を養えること、ビジネスとしての居場所・コネクションが広がること、様々な土地柄の良さを発見することができ、ビジネスにおいての横展開も可能になります。
また都市から地方へ行くことで、多少ではありますが通勤ラッシュも軽減でき、また地方が潤うことで、地域貢献・活性化に拍車がかかり、地方に渡る資金のめぐりも改善できると考えます。
多様化する価値観
都会に住むことと、田舎に住むこと、そのどちらにも利点もあれば欠点もある。
近年出てきた多拠点居住の考え方は、まさにその二つのいいとこどりだ。
多拠点居住をすれば、都会の最先端のカルチャーに触れつつ、田舎の空気に癒されのんびりとすごすこともできる。また、まったく異なった場所を行き来することで、生まれるインスピレーションもあるだろう。
加えて、都会に住む人にとっては、田舎にも家を借り、そこでも仕事をすることで、人間関係や日々の閉塞感を改善できるという良さがある。
欠点は、例えば都会と田舎で一部屋ずつ部屋を借りる場合、家賃が二重にかかってしまう点だが、こうした問題はシェアハウスなどを利用することで安く抑えることも出来る。
自らの見識を広げるという意味で、多拠点居住は注目の考え方だ。
もっと自分にあった場所を見つけることも
「多拠点居住」というのは、なかなか良いやり方だと思います。
昔は仕事も就職したら一生その会社に勤め、仕事を変えるということがほとんどなかったのですが、今は就職した後に転職をする人もけっこういます。
自分に合った生き方を見つけることがしやすくなっています。
「多拠点居住」によって、仕事と同じように一生同じではなく、もっと自分に合った場所を見つけることもできます。
もし、都会での生活に単調さや息苦しさを感じているとしたら、郊外での生活が自然に触れることのできる生活や暖かい人達とのコミュニケーションが疲れた心身の癒しになるかもしれません。
自分の持っている技術や才能が、都心よりも郊外で活かされるということを発見できるかもしれません。
多拠点居住をしてみたい人はどんどん挑戦してみたらいい
田舎や過疎地域では空き家問題も広がったり、都会においてももう住所が飽和状態にある中で、
住居問題も解決しつつ地域活性化等も行える多拠点居住は単純に面白い解決方法だと思う。
言ってみれば、国内において留学をするみたいな感覚に近いものもあるし、
一つの場所に住んでいるだけでは感じられないことや知ることが出来ないことも知ることが出来るだろう。
人間同士の交流が増えていくという効果も期待できると思う。
ただ、自分の住む場所をコロコロ移動するというのはその人自身にとって気づかないうちに負担になるような気もする。
もちろん金銭的な面もあるし、色々な人や物事と触れ合うというのはそれだけストレスと接する機会も多くなるのではないだろうか?
あくまで、多拠点居住をしてみたい人が自由にすればいいのであって、わざわざ他人に勧めるまでのことはないだろうとも感じる。
多拠点居住という考え方を自分のものとして受け入れられる人は、それだけ心に大きな余裕があるのだろう。